2011年02月21日

三越劇場にて吉村流の地唄舞の会がありました。

お家元の輝章先生もお出ましになっておられ、緊張感のある舞台となっておりました。
地唄舞の世界には独特のものがあり、演奏者もそれ相応の演奏が求められます。
江戸長唄や江戸囃子のような江戸っ子の感性が育んだものと同じで、
京、大阪の感性が育んだ地唄舞の世界にも「なまり」が存在し、その地域に長く住んだ方でないとなかなか表現するのに難しい部分があります。

私のような中部生まれの者にとっては、どちらも難しいことになりますが、
柔軟に違うものだとその感覚を受け入れようと努力することは出来ます。
そこから出来る限り良い演奏になるよう努めたいと思っています。


演奏をご一緒させて頂いた藤舎呂英氏が珍しい蒔絵の小鼓をお持ちでした。
R小鼓
図柄は「じょうずへたなし」と言い、江戸のシャレがきいたものです。
(錠前、香の図、柿の蔕、梨)
誰が打っても下手が無いというくらい良く鳴る素晴らしい楽器ということだそうです。

特にこの小鼓は全て図柄が線書きしてあることで、とても都会的でお洒落な感じになっています。
こような書き方をしてある「じょうずへたなし」は初めて拝見いたしました!
カッコイイですね。



fuefuki_kan at 11:13|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2011年02月07日

邦友会

土日の二日間「邦友会」という長唄・囃子の合同発表会のようなものがありました。
一年間頑張って稽古をしてきた成果を発表するのですが、大きなホールでの演奏の為、皆さんかなり緊張してしまうようです。
しかし、下浚い(リハーサル)よりも何方も良かったような気がします。

緊張してしまいなかなか思うように演奏できないと皆さんおっしゃいますが、
緊張しないような人には想いが伝わるような演奏はできないと亡くなった寶師匠はおっしゃっておられました。

大人になるとなかなか呼吸が苦しいほどの緊張は、機会が少なくなってしまうように思います。
つらいと言葉では言いながら、毎年続けて出演なさる方が沢山いらっしゃるのは、きっとこの強烈な緊張と、その後の緩みが皆さん癖になるからなのでしょうね。


fuefuki_kan at 07:58|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2011年01月29日

伝統芸能の競宴

本日、名古屋御園座の企画による「伝統芸能の競宴」が無事終了しました。

その中で歌舞伎舞踊の「石橋」と能楽の「石橋」がありました。
歌舞伎舞踊には自分も参加してましたが、能楽は舞台袖から拝見いたしました。
半能で獅子の出(乱序)からでしたが、シテ梅若紀彰氏、ツレ角当直隆氏と実力者の演能でとても素晴らしかったです。
歌舞伎舞踊と能楽の表現の違いがお客様にもよくわかったと思います。
歌舞伎と能楽の其々のお客様が交流することにもなったのではないでしょうか?

fuefuki_kan at 23:13|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2011年01月20日

千穐楽

當祝本日20日で玉三郎氏特別公演も千穐楽を無事に迎える事ができました。

急に決まったこの公演でしたが、さすが玉三郎さんは凄い。
いろいろな意味でいろいろな人達を助けたことになると思います。

私はなかなか玉三郎さんとご一緒させて頂く機会は無いのですが、この正月の華やかな舞台に参加させて頂きとても幸せでした。

ありがとございました!



fuefuki_kan at 23:55|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2011年01月15日

杉田劇場に

昨日、下呂温泉合掌村「文化伝承事業」として、
劇団かかし座影絵劇「祖師野丸」の音を録音してまいりました。
杉田劇場(横浜新杉田)のホールにて笛と打楽器、それに唄といった編成です。録音20110114

舞台に楽器をいろいろ並べての一発録。
ホールのエアー感はとても良かったと思いますが、
音の大小の差が激しい楽器がバラバラに交じっていますため、マイクへかぶる音を上手くフォローする為のマイキングがなかなか大変そうでした。

曲はイメージがあるのみで、基本的に演奏者に任される部分が多く、創り上げながらの録音となりました。(邦楽の録音にはよくありがちですが…ハハ)




音楽の中で、郡上節をモチーフにしたものをいくつか演奏しました。
私が愛知の犬山出身のためかとても懐かしい感じが致しました。(盆踊りなどで定番曲としてよくかかっていました~)


fuefuki_kan at 13:08|PermalinkComments(1)TrackBack(0)