2018年07月14日
原野
昨日、寶師の作品「原野」の演奏に参加させて頂きました。
花柳茂香先生の創作舞踊のために作られたもので、昨日は茂香先生を偲ぶ舞踊研究会「えんの会」でした。
とても難解な曲ですが、私は大好きな曲の一つです。
寶先生と茂香先生の才能がぶつかってもの凄い可能性の広がりと音楽性の深みを増した作品。
斬新という言葉では薄っぺら過ぎる二人の天才が成し得た世界観。
プログラムにあった茂香先生のお言葉がそのまま人生を表している様でした。
素敵な先生方に巡り会い、舞台をご一緒させて頂きましたこと、この上ない宝物です。
fuefuki_kan at 10:47|Permalink│Comments(0)
2018年07月09日
フィリップさん
盛夏へと向かってますが、いろいろな酒蔵からいろいろな夏酒が出ているようです(^^)
私はお腹が弱い…たぶんですが…ため、冷たい飲み物がちょっと過ぎるとすぐにお腹がダメになってしまいます。
そんなこともあり、夏でもお酒はお燗して飲みます!
しかし、盛んに出てくる夏酒は冷やで飲むための物と酒蔵も紹介する為、お燗をしてくれるお店は滅多にありません。
家の近所のお店はお燗して美味しくなるお酒はなんでもしてくれます。
先日、こんなお酒に出会いました!
京都木下酒造の玉川夏酒。
ラベルも可愛い日本酒じゃないような感じですが、しっかりとした味の日本酒です。
ペンギンがラベルに居るのですが、
このお酒(°▽°)お燗をしてもとても美味しく頂けました!
いろいろ話を聞いてますと、なんとイギリス人の杜氏が作っているというのです!
この人、フィリップ・ハーパーさんです。
杜氏さんとラベルの見た目とは全く違い、とっても日本酒らしいしっかりとした味わい深い仕上がりになってまして驚いてしまった訳です。
日本人よりも日本文化を愛し、その世界へ深入りして頑張っていらっしゃる外国人の方は沢山いらっしゃる。
自らの不勉強を恥じながらも美味しくお酒を楽しむ私なのでした…
fuefuki_kan at 11:39|Permalink│Comments(0)
2018年07月08日
爽の会
渋谷セルリアンタワーにこのところ縁があります。
地下の能楽堂で日本舞踊「爽の会」が開かれ、演奏に伺わせて頂きました!
子供達の発表もあり、客席は常の能楽堂よりもアットホームなファミリー感が出ておりました。
まるでピアノの発表会のように(^^)
能楽堂は特殊なスペースですが、屏風を立てたり毛氈を敷くとぐっと我々三味線音楽の世界に近くなりますね!
能楽堂といいますと、リサイタルのように張りつめた空気感の会が多いのですが、このような柔らかい会も良いものですね!
fuefuki_kan at 23:08|Permalink│Comments(0)
2018年07月07日
渋谷のJaz Live house
渋谷のセルリアンタワーにあるライブハウスJz bratというところで演奏ありました。
知り合いからの繋ぎで伺わせて頂くことになったのですが、事務を担当している青い鳥創業の長井さんは以前に一度、キムドクスさんと理恵さんの公演でお世話になった方で、久しぶりにお会いできて嬉しいことでした!
秋に久々にドクスさん(サムルノリの創設者!)とご一緒させて頂く機会があるのですが、理恵さんもご参加との話を伺い、またまた楽しみが増えたのでした!
今回の演奏は吉岡しげ美さんという方の公演で、万葉集などの古典の詩や与謝野晶子、金子みすゞと言った方たちの詩などに曲を作り演奏している方でした。
今回は吉岡さんの弾語りにゲスト杜けあきさんの朗読、町田さんのチェロ、雅葉さんの箏に私の笛といった編成。
縛りの少ない柔らか公演で、二回のステージを無事に終わりました。
今回、初めてのステージでしたが良いライブハウスで何かで使えそうな感じでした!
fuefuki_kan at 18:40|Permalink│Comments(0)
2018年06月29日
過密
ニューヨークから帰国して翌朝、山形へ出発しました。
東北新幹線に乗ってますと緑生い茂った山々が沢山見えます。
ニューヨークの喧騒と全く逆世界。時差ボケもあってうつらうつらしてますと!
「………山形〜」の車掌アナウンスが耳に入り、あっ!降りなければと思いバタバタ支度をし無事に新幹線を降りました。
新幹線が発車したあとになんとも長閑な景色が目に入ってきます(^^;
な、な、なんと、一つ前の駅で降りてしまった…チーン…( ゚д゚)
山形へは鈍翁茶会に伺うため、お茶の先生とご一緒してましたが、行きがけにとんだボケをかましてしまいました。
早速先生に連絡をし、鈍行電車で追っかけます。
笑い話のネタを作ってしまいご迷惑をかけたと恐縮しつつ合流しました。
先生も先生のお友達の皆様も優しく呆れながら迎えてくださり、とりあえずはホッと一息。
山形はさくらんぼ祭で賑わい、人も沢山出てました。
鈍翁茶会では大徳寺塔頭の徳禅寺和尚様がお濃茶席を持たれており、本席の置かれた道具にはただただ圧倒されるばかりでした。
中でも徹翁と書かれた軸には底知れない力強さを感じ、床に飾られた花入と花は楚々とした中にも凛と張りつめた空間を作っており、仏様が座すのでは…と思うほどでした。
風炉も釜も今まで拝見したもので最高のもので言葉がありません。
何も分からない私が感じたほどですから、茶道具に詳しい方が見ればその驚きと喜びはもっと凄じいと思います!
よい経験をさせて頂きました。
洋服に着替える間も無く、新幹線で帰京したのでした。
濃密な時間でとっても疲れはててしまいましたが、伺ってよかったと思うのです。
翌日には今月7日にある七夕コンサートのリハーサル。これも初めての方々との公演のため手探りから始まるリハーサルでなかなか大変でしたが、うまく纏まりそうで安心安心^_^
杜けあきさんの語り、吉岡しげ美さんの歌とピアノ、町田さんのチェロ、雅葉さんの箏と私という不思議なユニットの公演です^_^
これが終わりすぐ移動し、私と勝三郎さん、忠次郎さん味見さん新十郎さんの五人が発起人となっております若者達の長唄・囃子「清響会」の練習に伺い、その日は終了。
翌日は昼間に自宅の稽古をし、夜は五三魅先生のCDのための下浚い。
船弁慶はやはり大曲ですね。しかしとても素晴らしい作品で演奏していて盛り上がらずにはいられません!
翌日は舞踊会の下浚いとお茶のお稽古!
その翌日は大学の講義と五三魅先生の録音本番!
笛はブースに入っての演奏で、他の楽器の息合いが受け取りにくい状態でしたが、スタジオエンジニアの方々のフォローも素晴らしく無事に終了。
本日からは名古屋の稽古!
fuefuki_kan at 13:30|Permalink│Comments(0)