2011年02月

2011年02月28日

笛吹く人

笛吹く人近所のたまに伺う喫茶店にこんな置物があった。
前回の時にはなかった物なので、最近置かれたようだ。


店に入った時からなんか気になっていたので、帰りがけに撮ってきてしまった。
どこか海外のものかと思われるが、どこの国にも同じスタイルの笛(横笛)があるものだと。

逆手に持つ笛は存在しないのだろうか?
(右手を歌口に近く、左手を管尻に近く)


とても特殊な例だが、インドの横笛バンスリーの巨匠ハリ・プラサード・チャウラスィアー氏は逆手に構える笛吹だった。
理由を聞くと、氏は初めインドの民謡のようなものの吹き手だったようだが、古典音楽の勉強を志し、師匠に教えを請おうとした時に民謡の笛の癖がある笛吹きには教えられないと門前払いをくらってしまったそうだ。
何度もお願いに伺い、そして笛も逆手に構える事によって手ほどきから教えを受ける決意をしめした。
そしてついに門は開かれた。

fuefuki_kan at 22:28|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2011年02月21日

三越劇場にて吉村流の地唄舞の会がありました。

お家元の輝章先生もお出ましになっておられ、緊張感のある舞台となっておりました。
地唄舞の世界には独特のものがあり、演奏者もそれ相応の演奏が求められます。
江戸長唄や江戸囃子のような江戸っ子の感性が育んだものと同じで、
京、大阪の感性が育んだ地唄舞の世界にも「なまり」が存在し、その地域に長く住んだ方でないとなかなか表現するのに難しい部分があります。

私のような中部生まれの者にとっては、どちらも難しいことになりますが、
柔軟に違うものだとその感覚を受け入れようと努力することは出来ます。
そこから出来る限り良い演奏になるよう努めたいと思っています。


演奏をご一緒させて頂いた藤舎呂英氏が珍しい蒔絵の小鼓をお持ちでした。
R小鼓
図柄は「じょうずへたなし」と言い、江戸のシャレがきいたものです。
(錠前、香の図、柿の蔕、梨)
誰が打っても下手が無いというくらい良く鳴る素晴らしい楽器ということだそうです。

特にこの小鼓は全て図柄が線書きしてあることで、とても都会的でお洒落な感じになっています。
こような書き方をしてある「じょうずへたなし」は初めて拝見いたしました!
カッコイイですね。



fuefuki_kan at 11:13|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2011年02月07日

邦友会

土日の二日間「邦友会」という長唄・囃子の合同発表会のようなものがありました。
一年間頑張って稽古をしてきた成果を発表するのですが、大きなホールでの演奏の為、皆さんかなり緊張してしまうようです。
しかし、下浚い(リハーサル)よりも何方も良かったような気がします。

緊張してしまいなかなか思うように演奏できないと皆さんおっしゃいますが、
緊張しないような人には想いが伝わるような演奏はできないと亡くなった寶師匠はおっしゃっておられました。

大人になるとなかなか呼吸が苦しいほどの緊張は、機会が少なくなってしまうように思います。
つらいと言葉では言いながら、毎年続けて出演なさる方が沢山いらっしゃるのは、きっとこの強烈な緊張と、その後の緩みが皆さん癖になるからなのでしょうね。


fuefuki_kan at 07:58|PermalinkComments(1)TrackBack(0)