2011年10月
2011年10月24日
お知らせ(紺野美沙子さん朗読会)
笛のお稽古をなさっていますが、
ご自分で主催の朗読の会を開いていらっしゃいます。
お時間が合いましたら是非!皆さんお出かけ下さい。
以下、美沙子さんからのメッセージを紹介させて戴きます。
10月29日土曜日、13時と16時からたまプラーザ駅直結のたまプラーザテラス・プラーザホールで「朗読座」1周年記念公演が行われます。
今回は「命の循環」をテーマに「さがりばな」という素敵な写真絵本を原作にお贈りします。
写真の素晴らしさを生かすため、大きなスクリーンも発注しました。音楽は世界的ピアニストの江崎昌子さんが、朗読座のために友情出演して下さいます。
江崎さんのショパンは、心震えます。是非、身近にご体験下さい。本当に素晴らしいです。多くの小学生、若い人たちにも観て頂きたいのですが、土曜日、たまプラーザ界隈の小学生は皆、進学塾通いでなかなかいらして頂けません。
心を耕す、かけがえのない時間だと自負しているのですが、なにぶん手弁当での活動で、満足に宣伝が出来ません。
以下の絵本ナビさんのページで「さがりばな」全編立ち読みが出来ます。きっと、気に入って頂けると思います。
今回は、絵本を原作にオリジナルストーリでお贈りします。上演時間は60分(音楽演奏、トークも含む)ですので、お買い物、お食事のついでに気軽にお立ち寄りください。
http://www.ehonnavi.net/ehon/69363/%E3%81%95%E3%81%8C%E3%82%8A%E3%81%B0%E3%81%AA/
チケットは以下のサイトから予約が出来ます。
http://www.konno-misako.com/htm/roudokuza.html/
明後日25日の「はなまるマーケット」で朗読会の広報をさせていただくことになりました。もしお時間ございましたら、是非ご覧ください。少しでも関心を持って頂けましたら嬉しく思います。よろしくお願いいたします。
心から、お越しをお待ちしています。
紺野美沙子
2011年10月22日
演奏環境
この空間が音を完全に吸ってしまう感じでとても演奏しずらい環境だった。
演奏が上手くいく事には、演奏環境がとても大切だと思われる。
音響がデッド過ぎると、相手の音も聞こえにくく感じにくい。
自分の音さえも、なんだかとても鳴っていないような感じがし、
ついつい力みが入ってしまい、心と技術と身体がバラバラになり、
マズイ演奏になってしまう。
このような感覚をよく録音スタジオで感じる。
スタジオは音を極力吸収するように出来ている為しかたがない。
そのためヘッドホーンを付け、リバーブなどのエフェクトをかけた音を聞きつつ
演奏するのが通常パターン。
しかし、私は生音(息を吸ったり吹いたりする音や、指が笛に当たる音なども含め)
を聞きながら演奏したいと思う為、
ヘッドホーンなら片耳をはずしたり、イヤホーンの片耳にしてもらったりする。
そうすると先程のような演奏しずらい環境になってしまう。
やはり、良いステージを創るには良い演奏と良い演奏環境を整える必要があるように思う。
兎角、邦楽の演奏者は劣悪環境でもそこを改善しようとせず、
我慢をして自分たちだけで出来る限り良い演奏になるよう
ただひたすらガムシャラに頑張る。それが良いような空気さえある。
それはとても大変で神経をつかう難しいことだが…
そこはやはり音響や舞台道具、あるいは狂言方のような舞台進行監督の方達と
どんどん相談して演奏環境を整えたい!
その方が絶対に良いステージになるはず。
2011年10月17日
2011年10月16日
能管
相談があった。
今まではプラスチック能管を使っていたが、
やはり竹製の能管が欲しいとのこと。
プラ管の能管もかなり良く出来ていて、
それだけを吹いているとなかなか良いと感じるが、
やはり竹製のものをふくと全然違う。
能管独特の竹が鳴る様な感じはプラ管には求められない。
プラ能管は素材がプラスチックだが楽器としては本物の能管で、
学校教材などにつかうにはちょうど良いように思う。
リコーダーがそれであるように、能管として大切な部分が
守られていれば十分教材として使うことができる。
しかし、演奏家や演奏を愉しむために笛を習う者にとっては、
楽器としての表現力に限界を感じる。
竹製の能管を求めた方が良いと思う。
そのお弟子さんは自分で楽器屋に行き、
合成竹の物や、造りが安易なもので安く売っている物があるので、
それで十分ではとのことだったが、
やはりせっかく購入を決意したならば合竹やカシュウ塗りの造りの悪い物は避けたい。
演奏家が舞台で使用できるレベルの楽器を購入すべき。
その楽器から学ぶことも多いように感ずる。
楽器との出会いは廻り逢わせで、なかなか自分の望むようにいかないこともあるが、
手元に来た笛は大切にし、頑張って吹込む。
そうしてその笛が使いこなせるようになった時、
新たな出会いがあったりもする。