2012年02月
2012年02月23日
2012年02月17日
嬉しいこと
新橋演舞場の六代目勘九郎丈襲名披露公演も中日を過ぎ、
いよいよ残すところ九日間となりました。
昨日の朝、いつものように中村屋さんの楽屋にご挨拶に伺うと、
勘三郎さんが「昨日さあ、渡辺えりさんが来てたんだけど笛が良かったっていってたよ~」と!
嬉しいですね~!
渡辺えりさんが褒めてくださったのは勿論とても嬉しいのですが、
なにより勘三郎さんが渡辺さんがおっしゃった言葉を私にわざわざ伝えてくださったことがとても嬉しく、有難いことです!
土蜘蛛も鏡獅子も大曲で、毎日もちろん精一杯演奏させて戴いております。
しかしこの様な嬉しいプレゼントがあると更に励みになり、もっと頑張ろうと自分を叱咤できます。
本当に有難うございました。
いよいよ残すところ九日間となりました。
昨日の朝、いつものように中村屋さんの楽屋にご挨拶に伺うと、
勘三郎さんが「昨日さあ、渡辺えりさんが来てたんだけど笛が良かったっていってたよ~」と!
嬉しいですね~!
渡辺えりさんが褒めてくださったのは勿論とても嬉しいのですが、
なにより勘三郎さんが渡辺さんがおっしゃった言葉を私にわざわざ伝えてくださったことがとても嬉しく、有難いことです!
土蜘蛛も鏡獅子も大曲で、毎日もちろん精一杯演奏させて戴いております。
しかしこの様な嬉しいプレゼントがあると更に励みになり、もっと頑張ろうと自分を叱咤できます。
本当に有難うございました。
2012年02月09日
2012年02月07日
可愛そうな焙じ台
新橋演舞場の楽屋横の廊下に大鼓の皮を焙じる台が置いてあります。
これはとても良く出来ていて、木製の箱状の中にブリキのような金属が張ってあり、
皮を吊るせるようにその上に手持ちの様に一本木が渡してあります。
このように一般的な劇場では炭火を熾して焙じることが出来ない為、
電熱器を使います。
その焙じ台のよこに「ゴミ箱ではありません~」の張り紙が…
これをしげしげと見ていますと、大鼓打ちの方が
「歌舞伎の舞台がしばらく無かったりして久しぶりに来てみると、ゴミがいっぱい入っていたりするんですよ~
歌舞伎の囃子方以外の人が焙じ台と言われても何だそりゃあ~と思うだけで、しかも形がちょうどゴミ箱のようで、廊下に置いてありますからねぇ」と。
ちょっと可愛そうな大鼓焙じ台のお話でした。
これはとても良く出来ていて、木製の箱状の中にブリキのような金属が張ってあり、
皮を吊るせるようにその上に手持ちの様に一本木が渡してあります。
このように一般的な劇場では炭火を熾して焙じることが出来ない為、
電熱器を使います。
その焙じ台のよこに「ゴミ箱ではありません~」の張り紙が…
これをしげしげと見ていますと、大鼓打ちの方が
「歌舞伎の舞台がしばらく無かったりして久しぶりに来てみると、ゴミがいっぱい入っていたりするんですよ~
歌舞伎の囃子方以外の人が焙じ台と言われても何だそりゃあ~と思うだけで、しかも形がちょうどゴミ箱のようで、廊下に置いてありますからねぇ」と。
ちょっと可愛そうな大鼓焙じ台のお話でした。
2012年02月06日
舞台前
今日は三日ぶりに昼の部の「土蜘蛛」に伺うことができました。
朝楽屋入りして紋付に着替え、勘三郎さんと勘九郎さんにご挨拶にうかがいます。
どの役者さんも通常楽屋は寛ぎの場になさってますので、
部屋は明るくお気に入りの椅子などを置き、ゆったり出来るようにしてあります。
舞台前でも同じで、直前までリラックスしていらっしゃることが多いです。
(役者さんによっては楽屋があまり好きではなく、ほとんど楽屋にいない方もいます)
しかし、今回昼の部「土蜘蛛」の前の勘九郎さんの楽屋はいつもと違い…
伺うと明りがついておらず、留守かと思ったら付き人の方が「どうぞ」とおっしゃるので、
おどろいて中に入ると、
うす暗い部屋のなかに鏡台の明りだけが煌々と付き、そこで土蜘蛛の精の隈を書いていらっしゃいました。
香の香りが漂い、なんともいえないダークな気迫に満ちて腹の底から役作りをなさっている様子がうかがえました。
ご挨拶しづらいほどの雰囲気。
これは演奏でも圧倒的な黒い力を感じられるように気迫の演奏をしなければ!と改めて思いました。
勘九郎さんのこの舞台に懸ける気持ちが改めて強く感じられる一場面でした!
fuefuki_kan at 23:30|Permalink│Comments(0)