福原寛ブログ 笛に想う

福原流笛方 福原寛のブログです。 どうぞよろしくお願いします。

2012年07月

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本日、六本木俳優座にて紺野さんの「日本の面影」公演を拝見致しました!
とても感動致しました。

出演者皆さんの熱演が素晴らしいのはもとより、やはりラフカディオ・ハーンという人物が愛すべき先人であったことがヒシヒシと伝わり何度も目頭が熱くなりました。

明治以来極端な西洋文化推進により日本の良き伝統文化への意識が稀薄になってきてしまった。
(和楽器の製作職人がいなくなってしまった為、製法も一度失伝してしまった物もあるのです)
その事実を知り、肌で感じ自分も古典邦楽に携わる者として危機感を抱いてきました。
私が小学生になったころからでしたか、教員だった父が躍起になり学校教育に日本の音楽をとりいれる活動をする後ろ姿を見てきました。なんとなく小泉八雲とその父の後ろ姿が重なりジーンときてしまいました。

小中学生に是非とも観て欲しい!
そんな公演でした。

この素晴らしいそして愛しい日本の心を音楽の世界でなんとか次の世代の方達に伝えていけたらと…伝えていかなければと強く感じた一時でした。

紺野さん素晴らしい舞台を有り難うございました!

新橋演舞場の夜の部、毎日満席のお客様。
中幕の「黒塚」に出演させて戴いています。
三景からなる演目で、1時間20分ほどなのですが新猿之助丈の気迫のこもった演技や成田屋さんの祐慶など、見どころがあります。

二景の芒野がとても美しく、歌舞伎の黒塚のイメージといってもいいと思います。
奥行きの深い舞台がきつい傾斜の八百屋になっていて、そこ一面に芒が。
奥には大きな月が明るく照る。二景が始まると月明かりから芒野が浮かび上がり、やがて一本松の影が。
本当に美しいと客席から何度か猿翁さんの舞台を拝見し思いました。
この景の童歌の件は笛吹きとしては最も大切にしたい部分です。
精一杯心を籠めて演奏しているつもりですが難しいですね。

笛を吹く箇所はそんなに沢山ではないのですが、演奏が終わるとへとへとです。情けない~。
頭取に挨拶して楽屋を出ますと…
楽屋口

和みます~。

此の度紺野美沙子さんが六本木の俳優座で自主公演を開催されます!
このところ紺野さんはとても精力的に舞台活動をなさっており、私も見倣いたいと常々思っております。
是非みなさんにもお出かけ頂きたいと思います!
紺野さんから戴きましたご案内メッセージをアップします。

突然のご連絡お許しくださいませ。紺野です。

7月12日から25日まで六本木の俳優座劇場で上演される舞台「日本の面影」を応援して頂けないでしょうか。今回の公演は、私の企画で自主公演です。助成金やスポンサーのない中、孤軍奮闘中です。ご覧いただければ必ずやご満足いただける作品であると自負しております。
 「日本の面影」は山田太一さんの脚本で1984年にNHKのドラマで4回シリーズで放送されました。その後「地人会」という演劇グループで舞台化され、再演を重ねた名作です。

今回7月の上演は、3年前から決まっていましたが、震災後「日本の面影」の描く古き良き日本の姿、小泉八雲のセリフのひとつひとつの重みが増しているように思えます。

例えば「科学ハ世ノ中ダメニシマス」という台詞です。
「単純、温和、丁寧、親切、微笑み、幽霊」など、八雲の見た明治半ばの日本人の美徳を、現代の私たちが触れることで「日本人の心の温故知新」になればと私は思っております。

 もうひとつ今年は「古事記編纂1300年」ということで、「日本人の心のふるさと」が注目を浴びている年でもあります。「日本の面影」は、古事記について、八雲とその妻セツが語り合うシーンから始まります。
スタッフ・キャストともに演劇界最高の実力派の方たちが集結しました。

小泉八雲とセツの家族の物語は現代にも不変のものです。 小学生から大人の方まで家族そろって楽しめ、歴史や文学の知識も得ることが出来ます。劇中の怪談で、涼しくもなれます!

 これまで、UNDP親善大使として、途上国を10年以上に渡り視察をした経験から、日本文化をきちんと伝える作品づくりに携わりたい、という気持ちが年々強くなって参りました。

 今回は予算のない中、16公演のうち4公演、英語字幕もつけます。(7月18,19,20日)日本在住の外国人の皆さんにも観て頂きたいと思っています。着物で御来場の方には記念品も差し上げます。是非、応援して頂けると嬉しいです。
************************        紺野美沙子

公演日程 7月12日~25日(14:00開演の場合と19:00開演があります)
場所 六本木俳優座劇場(〒106-0032東京都港区六本木4-9-2 ℡03-3470-2880)
全席指定 前売り:7,000円 学生:5,000円(前売りのみ) 当日:7,500円
問い合わせURL  http://nihonnoomokage.com/


私も是非伺いたいと思っております。
皆様もお友達、ご家族お誘い合わせの上是非ご来場くださ~い!

スタジオイワトにての古今亭志ん輔さんの会、
「真景累ヶ淵二章」をなんとか終えることができました。
本番前に何日か稽古日をとりましたが難しかったなぁ。

志ん輔さんが
「オドロオドロしい感じではなく、豊志賀の死を美しいものにしたい」と。
怪談といいますと、能管でバンバン攻めて歌舞伎の四谷怪談のように仕立てるのが常の考えですが、
そこを背く形で噺も演奏も仕上げてゆくという繊細な作業で、限られた時間の中で勝負してゆく感じで、とても刺激的なことでした。
ホールの様な広い空間ではなく、しかも今回の演出では客席で笛を演奏した為、
志ん輔さんの噺を邪魔しないだろうか?とか隣のお客さんは笛がうるさいなと感じてないだろうか?
など本番中も身体中を使って様子を感じながら演奏しました。
疲れた~ といっても嬉しい疲れですが。

途中で休憩を入れましたが、その後「間」ということでお客様にちょっと肩の力をぬいて戴く為に笛の曲を吹かせて戴きました。(落語では中入りというのでしょうか?)
寶師作曲「竹の踊」「竹の唄」
志ん輔さんが座っていた高座に座っての演奏でしたが、なんか落ち着かないものですね。
お尻がモゾモゾする様な…
あのふかっとした座布団があるだけなのに…
ついつい「一席お付き合いお願い致します~」などと口から…
今までいろいろな場所で演奏してきたつもりですが、人間の感覚は微妙なものですね。

さてこの「真景累ヶ淵 第二景」は、11月に国立演芸場にての志ん輔の会で再演致します。
さらに自分の中で熟成させなければと思っております。

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