福原寛ブログ 笛に想う

福原流笛方 福原寛のブログです。 どうぞよろしくお願いします。

2013年03月

名古屋御園座公演も残すところふつかとなりました。
いよいよこの後は御園座も暫くはお休みとなるようです。
名古屋にせっかく滞在しているということで、二日間の歌舞伎囃子能管講習会を安城で開きました。
名古屋稽古場のお弟子さんのお世話で20人程集まりました。
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皆さん熱心な方達で嬉しいですね!
団体稽古ということで個人稽古いはない良さもあり、
相乗効果で「できないできない」と思い込んでいる方も気持ちがのって、
いつもより上手く吹けてしまうこともあるようです!

団体稽古といえば、昨日久しぶりにパーカッションのアサチャンに会いました。
たまたまタブラボンゴの講習?伝道師として名古屋に来てると聞き、
会いに行ってきました。ホント久々の再会!
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小学生のお子さんもまじって楽しそうな講習会でした。
インド楽器のタブラバヤンの感じをボンゴを改造してだす!
面白いですね〜。
ASA-changともまた演奏ご一緒出来る機会があると愉しいなあ。

日本橋劇場で荻江節の寿友師三回忌追善の演奏会が開かれました。
荻江節は長唄界や清元、常磐津などの浄瑠璃界などからいろいろな方が演奏にいらっしゃっており、重鎮の集まる会となっていました。
今回私は荻江節の名曲「鐘の岬」と大曲「山姥」を演奏させて戴きました!

鐘の岬は道成寺を切り出したような華やかさがあり、藤間利弥先生も衣裳付けで屏風を立てた舞台という半素の演出で、演奏も米川先生の箏が入りとても柔らかでいて華やかな曲となったのに対して山姥は対象的に端正でまるで社殿にいるような張りつめた空気の中にも憂いの感じる梅津貴昶先生の舞台でした。
とても緊張し、音頭など篠笛を演奏していると心が弾けそうでしたが、不思議とそんなギリギリの状態なのに何か引っ張られるようなフワッと引き上げられるような感じで最後まで…
演奏する前はいろいろとああしたい、こうしたいと考えていましたが、何も考えられずあっと言う間に段切れを迎えてました。
後には物凄い疲れというか虚脱感のようなものが襲ってきましたが、それがなんとも言えず心地良いものだったのです…
あれは何だったのでしょうか…

兎に角今日も素晴らしい舞台にご一緒させて戴き幸せでした。
笛を吹いていることの意味をボヤッと遠くに見たようなそんな一瞬!?

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