福原寛ブログ 笛に想う

福原流笛方 福原寛のブログです。 どうぞよろしくお願いします。

2017年10月

徳島あわぎんホールで20回目となる「青の会」が開かれました。
杵屋佐篠先生の門弟皆さんによる長唄演奏会です。
私も初回よりお伺いさせて頂いており、はや20回目かと時の流れの速さを感じずにはいられません。
超大型台風が来ていたため心配しましたが、早くに通り過ぎてくれました。
















飛行機も滞りなく飛び、目的地に到着しました。
江戸芸の長唄ということで粋を取り上げた公演内容。
子供達が参加した供奴、徳島芸者が踊る吉原雀、幇間の七好さんの芸も披露されお客様も大変喜んでいらっしゃいました!

翌日の徳島新聞記事。
























会の打ち上げは踊りを披露した芸者さんを抱える料亭「しまだ」さん。
慌ただしくも濃い内容の一日でした!

朝から雨がざあざあ降る中大手門前のパレスホテルで待ち合わせ。
























お茶の先生にお誘い頂き宮内庁音楽部の演奏、演舞を拝見して参りました。
























若い方達が演奏していらっしゃって驚きました。
管弦ではよく聞く浮遊感のある旋律と羯鼓の音が荘厳に響き渡りました。
舞楽は右方と左方それぞれ色のよく分かる演目でした。

雅楽は古いだけにやはり大陸の感じが衣装にも音楽にも舞にも色濃く残っているように感じます。
今回も改めてそのように思ったのでした^_^

江戸期に展開していった歌舞伎音楽の感覚とは全く違いますね。
それにあの大やかな間取でフワフワと演奏される音曲は庶民的感覚とは違い、やんごとない大らかさを感じますね。

220

昨年に続き今年も月の美しいこの時期に熱海サンビーチの仮設舞台で公演が開かれました。

前日までの激しい雨も朝方に上がり、昼間は暑いくらいの良い天気になりましたが、夕暮れ時から雲がまた厚くなり月は顔を出してくれないかなっと思っていました。
しかし雨はすっかりどこかへ去り舞台の準備は着々と進んだのでした。

221
いよいよお客様も集まり、舞台のお浄めが始まり、そして火入れの儀式です。

幕開きには熱海の芸妓さん方がお座敷芸を披露し華やかな始まりと。
そして今回の私共の出番。
演目は先ず一調一管による創作曲「仙境」
222
今回のために作曲したもので初演です。
演出の都合上そのまま常磐津「山姥」に入っていくことになってましたので、その曲想に繋がる感じと思い作ってみました。
山深く、俗界遥か遠くに離れた清浄な世界を笛と小鼓にて表現しました。

引続き、静かに舞台へ登場した花柳あらた師が山姥を踊られました。
223
そして能楽「羽衣」より創作能楽「月の道」へ。

波の音に誘われてお月様も姿を見せてくれたようです。
秋の夜の現実を忘れるかのようなひと時、波打ち際の舞台にて。

このページのトップヘ