福原寛ブログ 笛に想う

福原流笛方 福原寛のブログです。 どうぞよろしくお願いします。

2018年07月

今年も国立音楽大学の楽器学資料館主催で夏休み子供体験学習が開かれました!
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二グループに分かれて篠笛と能管、小鼓と太鼓の四つの楽器を体験しました。
今回はちょっと欲張って四つ挑戦しましたが、サラリとではありますがなんとか構えて吹いたり打ったり出来ました!

子供は素直で此方がちょっと言ったことがすぐに出来るので、大人が考えろよりもどんどん演奏出来るようになるものだと毎回関心し、楽しんでます。

お手伝いに堅田昌宏さんと藤舎呂近君にきてもらいました。
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折角お二人に来て頂きましたので、最後に獅子と竹の踊を演奏しました。
間近で演奏を聞いて頂くのも大切だなぁと、やはり毎回思うのです。


昨日は午前中に前期最後の学芸大学の講義に伺いました。
学芸大学は半期でお受けしているのでこれが今年最後の授業。
東京芸大の邦楽科学生二人に来てもらい、まとめの演奏にお付き合いしてもらいました。
越後獅子の演奏です。
その後に何曲か抜粋で演奏を聴いてもらいましたが、やはり生演奏を間近で聴くことはとても刺激になるのですね。
学生達は皆とても喜んで楽しんでいたようです。
これからの人生の引出しの一つにこの体験がなってくれたら嬉しいですね。

夜は森田さんという京都在住の笛を吹く方とお目にかかりました。
もともと岸和田辺りのお祭りの笛から始められ、関西中心の祭について研究をなさっている方でした。
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三軒茶屋までご足労願い、「島田洋服店」というとても丁寧で美味しい和食屋さんでご一緒しました。
私と森田さんが持っている笛は篠笛という種類の横笛ですが、二管とも森田さんの楽器で私が持っているものはその昔父が作った楽器。
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とても大切にしかもしっかり使い込んであることが一目で分かりました。

出来上がったばかりの笛は真っ白な肌ですが、皮が飴色にかわり、剥がれだ部分は景色になって手孔や歌口のあたりは少し面が取れ当たりが柔らかそうになってます。
少し息を入れさせて頂きましたが、とても鳴りが良く手に馴染む感じでした。
不思議なもので楽器は使い込むほどに良く鳴るようになり、見た目も味わい深くなってきます。
使わず長く放置すると鳴らなくなってしまいます。
生き物のようですね。
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父の作った笛を大切に使って頂きありがとうございますm(_ _)m

森田さんの吹く笛はとても素朴な感じで、真っ直ぐな音でした。
我々は人の心の機微を笛に乗せて演奏しますので、とても俗っぽい音ですが、森田さんのように祭や神事で演奏する笛の音は俗界の揺らぎとは関係のない竹を割ったような直ぐなる音なのでした。

演奏される場によって心持ちも変わり、音楽の持つ意味も変わるため同じ笛でもいろいらになるのですね。


昨日で国立音大の講義、前期終了となりました。
大学には畳のスペースが一つありますが、生憎三味線の授業と重なっているため、普段は椅子とテーブルの教室で講義となってます。

大学へ畳のスペースがもう一つあると有り難いです!っと申し上げておりましたら敷いて使う畳を用意してくださいました。
前期と後期の最後の授業でこれを使って皆、正座で授業をしています!
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最近の子供達は正座に慣れていない子が沢山いますので、休みながら或いは横っちょに出しながらとなかなか大変ですが、やはり正座の方がよろしいですね!

囃子の若者二人にゲストとして来て頂き、学生さん達と一緒に演奏しました。

この後、月末に集中講義がありますが、後期もまた楽しく授業ご出来るといいなと思っております!

昨日、寶師の作品「原野」の演奏に参加させて頂きました。
花柳茂香先生の創作舞踊のために作られたもので、昨日は茂香先生を偲ぶ舞踊研究会「えんの会」でした。

とても難解な曲ですが、私は大好きな曲の一つです。
寶先生と茂香先生の才能がぶつかってもの凄い可能性の広がりと音楽性の深みを増した作品。
斬新という言葉では薄っぺら過ぎる二人の天才が成し得た世界観。
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プログラムにあった茂香先生のお言葉がそのまま人生を表している様でした。
素敵な先生方に巡り会い、舞台をご一緒させて頂きましたこと、この上ない宝物です。

盛夏へと向かってますが、いろいろな酒蔵からいろいろな夏酒が出ているようです(^^)
私はお腹が弱い…たぶんですが…ため、冷たい飲み物がちょっと過ぎるとすぐにお腹がダメになってしまいます。
そんなこともあり、夏でもお酒はお燗して飲みます!
しかし、盛んに出てくる夏酒は冷やで飲むための物と酒蔵も紹介する為、お燗をしてくれるお店は滅多にありません。

家の近所のお店はお燗して美味しくなるお酒はなんでもしてくれます。
先日、こんなお酒に出会いました!
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京都木下酒造の玉川夏酒。
ラベルも可愛い日本酒じゃないような感じですが、しっかりとした味の日本酒です。
ペンギンがラベルに居るのですが、
このお酒(°▽°)お燗をしてもとても美味しく頂けました!

いろいろ話を聞いてますと、なんとイギリス人の杜氏が作っているというのです!
この人、フィリップ・ハーパーさんです。
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杜氏さんとラベルの見た目とは全く違い、とっても日本酒らしいしっかりとした味わい深い仕上がりになってまして驚いてしまった訳です。

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日本人よりも日本文化を愛し、その世界へ深入りして頑張っていらっしゃる外国人の方は沢山いらっしゃる。
自らの不勉強を恥じながらも美味しくお酒を楽しむ私なのでした…



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