雨のち曇り名古屋公演御礼

2016年03月10日

永樂の世界

日本橋高島屋さんで行われています「永樂-歴代と十七代永樂善五郎展」に行って来ました!
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京都の知人の方よりご招待戴きました。
私はお茶のお稽古を始めたといいましても、勿論よちよちの何も解らない素人なのですが、歴代の作品も沢山持ち出されており、それはそれは素晴らしい世界がありました。
代々の力強く、また繊細で美しい、また大らかで大胆といった様々な作風を目の当たりにすることができ、時を忘れる瞬間でした。
一通り拝見させて戴きました後はへとへとでした。やはり力のある作品がこれだけ並びますと圧倒され見るだけでもとてもエネルギーを消耗することでした。
代々茶の湯の千家ともかかわり深いこのお家は財閥の庇護も受け脈々とこの作風を受け継ぎ、そして新たな風を陶芸界に吹き込んできたということが多くの陶器から見ることができました。
また、さかのぼった代に直系ではなく他人の子を養子として迎えて技と心を引き継がせ次代を襲名させてきたこともなんとも言えない感動があり、また長くこの家が守られてきた理由があるように感じました!

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当代の善五郎さまも伝統的な手法により斬新で抽象的な作品も沢山作られており、これにも驚かされました。
私は全くの無知ものですが、それでも心に残る多くの作品から素晴らしい職人魂を感じ、我々邦楽演奏者の感覚にも似たところが多々あるなどと感動しながら帰途についたのでした。

fuefuki_kan at 23:42│Comments(0)TrackBack(0)

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