名古屋附け打ちの會雅楽

2017年10月10日

熱海サンビーチ公演ふたたび

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昨年に続き今年も月の美しいこの時期に熱海サンビーチの仮設舞台で公演が開かれました。

前日までの激しい雨も朝方に上がり、昼間は暑いくらいの良い天気になりましたが、夕暮れ時から雲がまた厚くなり月は顔を出してくれないかなっと思っていました。
しかし雨はすっかりどこかへ去り舞台の準備は着々と進んだのでした。

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いよいよお客様も集まり、舞台のお浄めが始まり、そして火入れの儀式です。

幕開きには熱海の芸妓さん方がお座敷芸を披露し華やかな始まりと。
そして今回の私共の出番。
演目は先ず一調一管による創作曲「仙境」
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今回のために作曲したもので初演です。
演出の都合上そのまま常磐津「山姥」に入っていくことになってましたので、その曲想に繋がる感じと思い作ってみました。
山深く、俗界遥か遠くに離れた清浄な世界を笛と小鼓にて表現しました。

引続き、静かに舞台へ登場した花柳あらた師が山姥を踊られました。
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そして能楽「羽衣」より創作能楽「月の道」へ。

波の音に誘われてお月様も姿を見せてくれたようです。
秋の夜の現実を忘れるかのようなひと時、波打ち際の舞台にて。


fuefuki_kan at 01:08│Comments(0)

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