前期終了子供は面白い

2018年07月27日

使い込まれた楽器

昨日は午前中に前期最後の学芸大学の講義に伺いました。
学芸大学は半期でお受けしているのでこれが今年最後の授業。
東京芸大の邦楽科学生二人に来てもらい、まとめの演奏にお付き合いしてもらいました。
越後獅子の演奏です。
その後に何曲か抜粋で演奏を聴いてもらいましたが、やはり生演奏を間近で聴くことはとても刺激になるのですね。
学生達は皆とても喜んで楽しんでいたようです。
これからの人生の引出しの一つにこの体験がなってくれたら嬉しいですね。

夜は森田さんという京都在住の笛を吹く方とお目にかかりました。
もともと岸和田辺りのお祭りの笛から始められ、関西中心の祭について研究をなさっている方でした。
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三軒茶屋までご足労願い、「島田洋服店」というとても丁寧で美味しい和食屋さんでご一緒しました。
私と森田さんが持っている笛は篠笛という種類の横笛ですが、二管とも森田さんの楽器で私が持っているものはその昔父が作った楽器。
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とても大切にしかもしっかり使い込んであることが一目で分かりました。

出来上がったばかりの笛は真っ白な肌ですが、皮が飴色にかわり、剥がれだ部分は景色になって手孔や歌口のあたりは少し面が取れ当たりが柔らかそうになってます。
少し息を入れさせて頂きましたが、とても鳴りが良く手に馴染む感じでした。
不思議なもので楽器は使い込むほどに良く鳴るようになり、見た目も味わい深くなってきます。
使わず長く放置すると鳴らなくなってしまいます。
生き物のようですね。
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父の作った笛を大切に使って頂きありがとうございますm(_ _)m

森田さんの吹く笛はとても素朴な感じで、真っ直ぐな音でした。
我々は人の心の機微を笛に乗せて演奏しますので、とても俗っぽい音ですが、森田さんのように祭や神事で演奏する笛の音は俗界の揺らぎとは関係のない竹を割ったような直ぐなる音なのでした。

演奏される場によって心持ちも変わり、音楽の持つ意味も変わるため同じ笛でもいろいらになるのですね。




fuefuki_kan at 09:30│Comments(0)

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